オンラインセミナーのメリットを研修効果につなげる

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コロナ禍で対面実施が難しくなったとマイナス面で語られることもありますが、オンラインならではの良さもあると実感しています。オンラインの良さの活かした研修・セミナーにしていきたいですね。

対面と比べたオンライン研修・セミナーのよさ

  • 参加しやすさ
    オンラインの普及で、企業研修でも一般的なセミナーでも、全国各地から参加者が集まるようになりました。
    ・日本全国、どこからでも参加できる
    ・移動時間がかからないので、療養中、育児中、介護中等の事情があっても参加できる
    ・直前まで予定が詰まっていても参加できる

  • 負担の少ない受講環境
    座る席によって、講師の顔や資料が見えにくかったり、声が聞こえにくかったりすると、それだけで集中力が下がりますし、疲れますね。
    また、コロナ禍においては、いつも以上に健康管理はとても大事です。
    ・一人ひとりの手元に画面があるので、誰もが講師の顔や共有された資料を見やすい
    ・音量の調節も自分でできるうえ、周りの雑音がないので声が聞き取りやすい
    ・トイレや飲み物等、健康管理上必要なことに、各自のタイミングで対処できる
     (会場のトイレが混む、遠い等、気にしなくてもよい)

  • 深く聴くモチベーションが保てる環境
    ・オンラインでは同時に複数の人が話せないので、一人ひとりの意見にしっかりと耳を傾けられる
    ・ディスカッションのときに、グループだけの空間となるので、意見交換に集中できる

特に3が、オンラインセミナーの良さだと私自身は感じていますが、このようなオンラインセミナーのよさをいかすために、私が心がけていることは以下です。

  1. 研修・セミナーの内容・時間構成をしっかり組んでおくことと(例:余裕をもった時間配分=盛り込み過ぎない、かつ不十分感を抱かせない内容に)
  2. 他の人の存在を感じさせる語り掛けをすること(例:どんな人が参加しているのか、参加者の発言内容を研修内容にいかす・膨らませて展開する等)
  3. 聴きあい、学び合うため、グループワークの時間を確保するだけでなく、グループワークでの参加ルール(例:一人が話過ぎないための工夫、話過ぎているときの指摘のしかた)やワークの狙いを丁寧に説明すること(+手元資料として常に確認できるように渡しておく)

また、オンラインセミナーの最大のデメリットは、別々の場所で受講しているため、周りの人のちょっとした発言に気づかされることがない、自然発生的な情報交換ができないことです。これは結構、痛いなと思います。このデメリットをカバーするために、自己紹介の時間を長めに設定して雑談に発展しやすいテーマを提示する、ランチの時間を雑談タイムとして利用できるように案内する等の工夫も取り入れるといいですね。

オンラインのよさをいかした講師の工夫で研修効果が変わってきますので、これからもちょっとした工夫でも取り入れていきたいです。こんな工夫している、これはよかったという情報があれば、ぜひ教えてください。

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