大人のリカレント教育が子どものキャリア教育につながる

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子どもの将来を支えるキャリア教育は、大人の目的志向と学び続ける姿勢にかかっている。だから私は、大人のなかでも女性・母親の活躍支援、リカレント教育にこだわってきました。子どもにとって、一番身近な親・保護者が、仕事や家庭・地域で輝いていることが、最高のキャリア教育だと思うからです。

リカレント教育:社会に出てからも、生涯にわたって学校や訓練機関に戻り、学び続ける教育システムのこと。

第6回人生100年時代構想会議(首相官邸WEBサイト)」の【資料8:林文部科学大臣 提出資料(首相官邸WEBサイト)】の2ページ目は、教師、親・保護者だけでなく社会人全員が、子どものキャリア教育に関わっていく主体者であることを示しています。子どもたちは、起業体験、職場体験、インターンシップなどを通じて、学び続ける社会人から「それぞれのキャリアのあり方」を学ぶのです。

子どもたちがどのように社会人から学ぶのか?平成30年度から順次実施される「新学習指導要領(文部科学省WEBサイト「新しい学習指導要領の考え方」)」22ページ目にわかりやすく書かれています。

【主体的な学び】に書かれている「キャリア・パスポート(仮称)」の取り組みの先行事例「高校生キャリアノートモデル(兵庫県教育委員会Webサイト)」が公開されています。

例えば、「4.働くとは」のシートを見ると、保護者や社会人に、「働く意味を聞いてみましょう」と書かれています。

シートより引用「人はなぜ働くのかについて社会人インタビューで聴いてみましょう。単に「お金を得る」だけではない理由について、生の声を聞き、疑問や質問をしてみてください。きっと、今まで知らなかった社会人の姿や、働くことの意味が、身近で現実的なものとして浮かび上がってくるはずです。」

いかがでしょうか?子どもに働く意味を聞かれて、すぐに答えられますか?ちなみに、私が働く意味は⇒「仕事と子育ての両立の悩みから仕事を辞める前に」に書いております。

【対話的な学び】【深い学び】においても、子ども同士が先生の指導・支援のもとで学ぶだけでは、機会が少ないと思われます。日常的に、親・保護者、地域の人との対話や問いかけが、とても重要だと思います。

責任重大!!!ですね。子どもに「ああしろ、こうしろ」という前に、自分が目的志向をもって、学びながら仕事を続けていきます。使命感をもって仕事に取り組めることの幸せを感じながら。

そして、キャリアコンサルタントとしても、セミナーや個人・組織コンサルティングのなかで、【主体的な学び】【対話的な学び】【深い学び】を意識的に取り入れてまいります。

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