この記事は、作成日から11年経過しています。内容が古い可能性があります。またこの記事は、大幅なデザイン変更前に書かれたものですので、レイアウトが崩れている可能性があります。ご了承ください。
30~40代のワーキングママ仲間の間では、「保活」「小一の壁」は話題にのぼりますが、「中一の壁」は出てきません。自分たちの子どもがまだ保育園児か小学生低学年なので、ちょっと遠い未来の話題。話題にのぼらないのは当然といえば当然。
私は、キャリア相談の仕事で30代後半~50代女性(小学校高学年から中学生の子どもの母)からの相談に対応するなかで、子どもの「小一の壁」を乗り越えたら、次は「中一の壁」を心の片隅にとめて、準備をしていく必要があるのではないかと感じています。だって、小学校にあがってから5~6年なんて、あっという間にたってしまいますから。
ところで、「中一の壁」ということばは私が相談を受けるなかで感じていて使っているのですが、一般的にあるのでしょうか?調べてみましたが、明確にはよくわかりませんでした。ただ、何らかの壁があることはわかります。
この2つの情報は、「子どもにとって」現実に何が起こり、問題なのか、解決には何が大切なのかを考えるうえで非常に参考になりました。
ベネッセ教育研究開発センター
一方で、「母親にとって」はどうでしょうか?
思春期を迎えた子どもが不安定になった原因を、
- 「自分が仕事を続けてきたことが悪かったのではないか?」
- 「子どもとのかかわりが不足していたからではないか?」
と、すべて母である自分が悪かったような気持ちになってしまう人がいます。また、母親自身の年齢が40代後半~50代の場合、更年期の体調の悪さとこの先のキャリア(これまでどおりにがんばれるのか、高まる期待に応えられるのか、貢献できるのか)に対する不安も重なります。
そして、自分自身の50代~60代のキャリア、そして退職後の人生を深く検討することなく、仕事を辞めてから喪失感を感じて相談にいらっしゃる方が多いことを、とても残念に思うのです。
私は、相談にいらっしゃる方にキャリアという視点からのサポートをし、いろいろなお話や考えを聞かせていただきます。そこから、「中一の壁」を子どもも母親も乗り越えるには、小学校入学以降、子どもと自分(親)が本音でかかわり、ぶつかり合い、理解しあってきたかが大切だと感じます。また、「中一の壁」に直面する前に、「自分にとっての家族・仕事の意味」を、よくよく大切に考えて、そして子どもに伝えることが大切ではないかと思います。
自分自身は未経験の「中一の壁」。これからもワーキングマザーとしての試行錯誤を続けていきます!
コメント