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私自身、母乳育児にものすごいこだわりがありました。分娩台のうえで生まれたばかりの長男を抱いたとき、ぱっちりと目をあけて、小さな口をあけて、乳首をくわえる長男の生命力に感動したことを今でも忘れません。(もちろん、次男も同じ)

でも、長男のときには、その気持ちがアダになりました。母乳がでなかったため、疲れるし、イライラばかりが募るし、自分の力不足で自信がなくなる、悪循環でした。

  • 出産後の入院時に母乳のあげるのコツがさっぱりつかめない
  • 母乳がでないため、ミルクをたすことを病院で奨められ、ますます母乳がでない
  • 授乳すると、とにかく私が疲れる(首、背中、腰、腕のあちこちがパンパンに張ってしまう)
  • おっぱいが出ないため、乳首を噛まれる・擦り切れる
  • 長男が泣き止まない
  • 私が眠れない

こんな状態で、仕事との両立もかなりムリがあったと思います。結局、泣く泣く生後6ヶ月で授乳を止めたら、長男は粉ミルクで満足して、夜泣きがほとんどなくなり、私もぐっすりと眠れるようになりました。母乳育児にこだわっていたのは、私一人だけだったことにショックを受けました。

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それでも次男のときにも、諦めきれずに、母乳育児を支援してくれる病院を選びました。日本赤十字医療センターです。

母乳をあげるコツを教えてもらっただけでなく、赤ちゃんを自分のベッドに寝かせて添い寝OKだったことがとてもよかったです。おかげで、添い乳をしながら、私もゆっくりと休めました。長男を出産した病院では、添い寝は危険だからと禁止されていました。

そのおかげで、次男のときは、順調に母乳育児ができました。仕事の特性として顧客と年間契約で業務委託を受けていたため、できるだけ早く仕事に復帰する必要があり、次男が3ヶ月目のときには仕事に復帰しました。

仕事のために一緒にいられる時間が少ないのなら、せめて朝晩の授乳を大事にしたいと思ったことと、赤ちゃんが自分から自然におっぱいをやめるところを見たいという欲にかられて、2才3ヶ月まで母乳をあげ続けました。ただし、自分の体力と取られる時間を考えて、冷凍母乳を保育園であげてもらうことはしませんでした。昼間、授乳しなければ、昼間は母乳がでなくなるのです、不思議ですね。

でも、朝晩の母乳育児はできているのですが、両立するうえでは困ったことがありました。

  • 私が仕事で遅くなっても、次男は絶対に寝ずに起きて待っている(おっぱいなしの夫では寝てくれない)
  • 1才、2才と誕生日を迎えても夜泣きがやまず、3~4時間おきの授乳が必要で、睡眠時間が取れない。夜に仕事が落ち着いてできない。

やむなく2才3ヶ月で、「明日からおっぱいはやめようね」「今日からおっぱいはやめようね」と、泣き叫ぶ次男に言い聞かせて、1週間。ようやく、卒乳を迎えました。そして、授乳をやめたら、ぴたりと夜泣きはなくなりました。

母乳育児と子育てと仕事の両立は、「母親、父親、子どもたちの3者が、どうしたら一番楽しくストレスなく暮らせるかのバランス」で決めていくことなのだな、これが二人の子育てを通しての結論です。母親が母乳育児にこだわっているばかりに、イライラしている、疲れているという状態は、赤ちゃんにとっても家族にとってもいい状態ではないですから。

  • 母乳育児にこだわっても、母親のひとりよがりでこだわり過ぎずに。
  • 昼間、夜間に搾乳をして、冷凍母乳を保育園等であげてもらうのは、相当な気力・体力・時間が必要だと覚悟する。
  • 睡眠不足で体調が悪くなる、仕事に支障が出るなら、そこまで母乳育児を続けたことに自信をもって、卒乳する。
  • 次男の授乳をするということは、長男はその間、母親をとられていることを我慢していることを忘れない。←これが一番の反省点。。。

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