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ここ数年、女子大生の就職支援をしていて感じることは、「専業主婦志向」 と 「定年までワーキングウーマン志向」 とで二極化していること。また、独身女性のキャリア相談でも、「結婚志向」 と 「生涯独身志向」の二極化を感じます。いずれの選択をするにしても、女性が自分の人生を考え決めていくうえで、ぜひ知っておいて欲しいことは、「産み時はいつなのか」ということです。
ワーキングウーマンにとって、産み時はいつなのか?
たとえば、、、大学を卒業して就職して、5年。仕事を覚えて、責任ある仕事を任されたり、自分から仕掛けて仕事が面白くなってくるのが、27歳。さらに上を目指して頑張って5年、32歳。
35歳以上の初産は「高齢出産」でリスクが高いと言われているんだよな、とぼんやりと思いつつ、仕事は面白いし、今の生活を崩す勇気もないし、仕事と子育ての両立は大変そうだし。そんな気持ちで、いつもの日常を続けているうちに、月日は流れ・・・
ワーキングウーマンの気持ちで言えば、仕事で自分なりの自信と自負を持てるようになり、気持ちにも余裕が出る「35歳前後」が産み時ということになるのでしょう。
- 【参考】 日経ウーマンオンライン 「働き女子の妊活 「子ども欲しい」8割、「35.5歳までに…」 2011年10月3日
でも、医学的に言えば、「30代前半まで」が産み時。
- 【参考】 日経ウーマンオンライン 「働き女子の妊活2011 “卵”の数は毎月300個減っていく」 2011年10月7日
- 【参考】 NHKクローズアップ現代 「産みたいのに産めない~卵子老化の衝撃~」 2012年2月14日放送
- 【参考】 NHK首都圏ネットワーク「不妊社会~産みたい育てたい~」 2012年4月2日~4月9日放送
ポイントは、「32歳以降、卵は出し惜しみされるので、妊娠しにくくなる。そのうえ、卵子の質が落ちていくので、流産しやすくなる。不妊治療をしても、授かるとは限らない。」ということ。子どもが欲しいと思っても、すぐにできるとは限らないのが妊娠・出産の現実。私もそうでした(2度流産したのち、長男と次男を出産)。
ついつい目の前のことに流されてしまいがちですが (何かを変えるエネルギーは相当ですもの・・・)、20代のうちから、自分の体の現状を常に把握しておくことが大事。もっと早くわかっていたら、では遅いのですから。
- 【参考】 日経ウーマンオンライン 「いつまで産める?産んだらどうなる? 安心して産めるカラダをキープするには」 2010年10月28日
- 【参考】 NPO法人女性の健康とメノポーズ協会編著 水沼英樹監修 「年代別 女性の健康と働き方マニュアル」
- 【参考】 インターネット検索キーワード 「月経血ドック、ブライダルチェック、婦人科健診」
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