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「教えてもらっていないので、できません(わかりません)。」このような声が聞こえてきたら要注意!その解決策のひとつが、社内の人間関係のつながりを太くする、困ったときのつながり(相談のしかた)を太くする(習得する)こと。
たとえば、新入社員研修というと、マナー研修、知識研修が中心と考える人が多いのではないでしょうか?会社や上司・先輩から「与える」一方通行のイメージです。マナーや知識はないと仕事に支障が出るので、新入社員研修には欠かせないものです。でも、”自走する新入社員を育てる”という目標を立てると、どうでしょうか?
大学のサービス充実の弊害ともいえるのですが、「手取り足取り教えてもらえる、助けてもらえる」ことが当たり前の経験をしている若者にとって、いきなり「自走する」というのはイメージしづらいもの。さらに、「嫌われる、浮いてしまうこと」が気になってしまうと、声をかけてもらえたら話せるけれども、自分からは相談できないという「自走」とは真逆の事態にすら陥ってしまいます。
社内の人間関係のつながりを太くする、困ったときのつながり(相談のしかた)を太くする(習得する)とは、具体的にどうするとよいのでしょうか。たとえば、研修もしくは研修前後にこのような時間を組み入れます。ポイントは、何を伝えるのかだけでなく、”誰が”伝えるのかを意識することです。
- 活躍している中堅社員とのつながりを太くする(=企業の事業方針、行動指針の理解を深める。目指したい像をもつ。)
例⇒ 長期に取り組んでいる案件や今、力を入れている案件について、具体的に説明してもらう時間をつくる。 - 年の近い先輩社員とのつながりを太くする(=担当する仕事の理解を深める)
例⇒ 失敗談や苦労していることをざっくばらんに話してもらう時間をつくる。 - 職場の上司とのつながりを太くする(=相談しやすい関係をつくる)
例⇒ 配属後に個人面談の時間をつくる。 - 身近な先輩とのつながりを太くする(=相談のしかたを理解する) ★意外に思われるかもしれませんが、これはかなり効果的。
例:職場でのヘルプの出し方・相談のしかたを、具体的に(どんなタイミングで、誰に、どのように)練習する。
会社でLINEを使うなんて!という会社もありますが、気軽にLINEで上司や先輩から声をかけて、相談のきっかけをつくることで、問題が大きくなる前にフォローしている会社もあります。会社、時代に合わせた”つながり”のつくり方を検討してみてはいかがでしょうか。
社員同士のつながりを太くすることをどう実現していくか。教育体系の整備、新入社員をはじめとした社内研修のプログラム構成、研修の企画・実施も承っています。お気軽にご相談ください。
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