リーダーや管理職を目指してみたいと語る女性の特徴

若手女性対象のキャリア研修で、リーダーや管理職を目指してみたいと語る女性には特徴があります。相談できる先輩女性が身近にいることと、応援する上司がいることです。言い換えると、身近な女性(目標、ロールモデル)がリーダーや管理職はやってみたら面白いものなんだと語っている姿が見えること、上司が目標に向かうプロセスを一緒につくり伴走してくれていることです。
企業のDEI経営、ジェンダーギャップ解消に向け、女性の意欲・女性個人の問題にせず、組織的課題として女性たちの意欲を後押しする仕組みや環境をつくっていくことが重要です。

食べたことのない食べ物を食べたいか?と問われて、「食べてみます!」と言える人はどのくらいいるのでしょうか?たとえば、「食べた人から美味しいと聞いた」、「美味しいし、あなたも食べたら元気が出るよと背中を押された」とき、多くの人は一歩踏み出せるのではないでしょうか。

女性たちの意欲を後押しする仕組みや環境とは、どのようなものでしょうか?

その一つが、仲間が見えてくることです。自分と同じように頑張っている人がいる、自分と同じような問題意識をもって変えようと悩んでいる人がいる、自分が口に出そうと思ってもいなかったリーダーへの意欲を語る人が目の前にいる。

知ること、見えることで、自分も選べるのかもしれないと思える選択肢が増えていきます。意欲をもつ仲間の存在が感じられる、見えると、自分の希望や疑問を声に出してみようと思えるのです。

キャリアコンサルティングやキャリア研修で女性社員の潜在的な意欲・本音の見える化を
キャリアコンサルタント/不妊症・不育症ピアサポーター(医療従事者) 冨山佳代

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