女性部下が育つ管理職には特徴があります。一番大きな特徴は、ジェンダーバイアス(性別で固定的に特徴を決めつけること、無意識の偏った見方、思い込み)をもたないようにされていることです。
DEI経営、ジェンダーギャップ解消に向けた取り組みが進んでいる組織は、管理職、マネージャーが部下一人ひとりの個性、能力、状況に向き合い、自分ができることを地道に取り組んでいます。

「男性部下と女性部下で違いはない。能力差は性差ではなく、個人差・経験差だ」と言い切る管理職に出会いました。部下を見るときに、ジェンダーバイアス(性別で固定的に特徴を決めつけること、無意識の偏った見方、思い込み)をもたないようにされています。能力差を個人差・経験差と認識し、上司として自分ができることは何かを考え、取り組んでいらっしゃいます。

女性部下と男性部下、もともっている能力が同じ2人の部下がいるとします。仮に、肉体的・体力的な差に影響を受けない仕事だったとして、今発揮している能力(これまでにあげた成果)に差があるとしたら、それは性差ではなく個人差です。

ただ、その個人差がみられるときに、その背景に上司のジェンダーバイアス(女性には重要な仕事は任せられない等)による業務配分の偏りがあり、女性部下の経験量が不足していることがあります。

それに気づいた上記の管理職は、「能力差が経験差から生まれているとしたら、それは上司の責任。足りない部分の道先案内(適切なフォロー)をしながら、女性部下に任せていくことが自分の役割だ」とおっしゃっていました。

このように部下の個性、能力、状況に向き合い、自分ができることを地道に取り組んでいる上司のもとでは、女性部下だけでなく、男性部下も育っています。

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これあらた キャリアコンサルタント 冨山佳代
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