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キャリアコンサルティングのなかで、「自分のことがよくわからない(自信がもてない)」「強みを聞かれても、当たり前のことしかやっていない」という人がいます。
「人には必ずいいところがある」と、私は経験上、自信をもって言えます。自分のよさに気づかず自信がもてないと、ちょっとした挑戦にも消極的になってしまいます。だから、自分のよさに気づいて自信をもつことは、組織にとっても大切なことです。
でも、自分にとっては当たり前すぎて、自分のよさに気がつかないことはよくあることです。
「自分が当たり前にやっていることは、他人からみれば当たり前でないこともある」
これを頭の片すみにおいて、「私ってどんな人だと思っている?」と身近な人(家族、友人、職場等)の人に聞いてみてください。長年、あなたと一緒に過ごしてきた人であれば、きっとあなたの日頃の様子や考え方を知ってくれていることでしょう。
上司の立場であれば、部下の当たり前にやっている”よさ(強み)”を、ことばにして伝えてあげましょう。
- 当たり前にやり続けていること
- 当たり前にさっとやっていること
- 当たり前に(無意識に、とっさに)でる言動
このような日常の当たり前のなかに潜む自分や相手の”よさ(強み)”に気づいて、一つずつ、ことばにする。それが自信につながり、挑戦へ踏み出す力が湧いてくるのだと思います。
最後に、私がセミナー講師として取り組んでいることをご紹介します。
私は研修終了後に、研修参加者一人ひとりに対して「コメントシート(強みと課題)」を書いて、後日お渡ししています。
たとえ、研修で80人の参加者がいても、4時間あれば、全員のいいところを必ず見つけられます。課題もひとつずつであれば、ほとんどの人の何らかの課題を見つけることができます(そのセミナーの内容に関することに限りますが)。
一生懸命、参加者の話している様子や内容をみて聴いています。そして、研修に参加して、何かひとつ挑戦につながる自信を持ち帰ってもらう一手段として、「コメントシート(強みと課題)」を渡しています。
これからも、一人でも多くの人に一つでも多くの自分の”よさ(強み)”に気づいてもらうことで、挑戦を応援していきます!
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