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私は、産休・育休期間中は仕事モードになれないものだと諦めの気持ちで過ごし、一方でブランク期間が積み重なっていくことに不安を感じていました。
先日、「新編 シアーズ博士夫妻のベビーブック(シアーズ夫妻著 主婦の友社 2000年)」を読んでいてふと気づきました。子育てを楽しみながら、仕事に役立つコミュニケーション力の向上にも取り組める、と。
- 子育て中はアサーション・トレーニングの課題の宝庫である。
- 子育て中、アサーティブに対応することで、自分も周りの人もストレスが減る、なによりも赤ちゃんの自立・自律に効果がある。
アサーションとは・・・
「I’m OK,You’re OK!」、「さわやかな自己表現」などという説明をよく見ます。「自己カウンセリングとアサーションのすすめ(平木典子著 金子書房 2000年)」は、手軽に読め、分かりやすい本だと思いますので、詳しく学びたい方はご覧ください。
アサーションは、コミュニケーション技法のひとつとして、企業などで広く研修(たとえば、マネジメント研修、コミュニケーション研修、メンタルヘルス研修)に取り入れられています。
たとえば、「子育て中にしばしば出くわすアサーション・トレーニングの課題」として、次のようなものがあります。
- 善意の助言者が「あなたの育て方は間違っているから、こうした方がいいわよ。」、「抱き癖がつくから、泣いても放っておいた方がいいわよ。」などとと言ってきた。
- 「靴を履きたくない!」、「公園でもっと遊びたい!」など、赤ちゃんがかんしゃくを起こしている。
これらについて、「相手の意見や希望を尊重しながら、自分の意見を伝える」のが、アサーティブな対応です。たとえば、
- 「あなたのその考え方とやり方は、あなたのお子さんには合っていたようだし、とてもいいのでしょうね。私の考え方とやり方は、○○な点で納得しているから、これからも続けようと思っているの。」
- 「この靴は今日は履きたくない気分なのね。こっちの靴か大好きな長靴を履いてみない?」
アサーティブなコミュニケーションの前提としては、相手に伝えたい自分の意見があること。子育てについて、軸となる考え方ややり方を学んでおくことは、様々な善意の助言者からのアドバイスに惑わされないためにも大切だと思います。そして、子育てを楽しみながら、無理なく仕事に役立つコミュニケーション力の向上にも取り組んでいけたらいいですね。
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